top of page

直感で選択すること



選択肢があって迷っている時や、大きな壁にぶつかってどちらの方向へ歩き出せばいいか分からない時、直感を使って決断するとより自然や宇宙の流れに沿って人生を進めていけるような気がしています。今回はトランスパーソナル心理学の観点から、直感を使って決断を導き出すコツをご紹介します。


1)まずは何よりも、エネルギーを整える


迷いが生じるほどの出来事が起きているときは、きっと何か驚くようなショックなことがあった直後なのではないでしょうか。そんな時には自分のエネルギーが一時的に乱れているのだと理解して、まずはエネルギーを整えることから始めていきます。エネルギーが乱れていると直感をまっすぐに受け取ることが難しくなりますので、これはとても重要なステージです。


あなたは、どんなことをするとエネルギーを整えることができますか?


たとえば、ひとりの時間を設けて好きな場所に出かけたり、自然の中で時間を過ごしたりメディテーションするなどはいかがでしょうか?または、好きな音楽を聴いたり尊敬する人の本を読んだりして、自分の波動が整うものと触れるのもいいかもしれません。


誰かと過ごすことでエネルギがーが整う場合もありますが、これは少し注意が必要です。自分のエネルギー状態が乱れているときはいろんな意味で周りの影響を受けやすいものなので、誰かと過ごすのであれば、自分の気持ちを整えるための助けをくれるような相手をきちんと選ぶようにしましょう。



2)選択肢を作り出す


エネルギーが整ってきたら、自分にどんな選択肢があるのかを考えます。ここで重要なのは、「選択肢はあくまで現在の状態を次に進めるための当面のソリューションである」ということです。右か左か、二者択一的な選択肢だけではなくもっと立体的に考えてみるといいかもしれません。実は上や下みたいなオプションもあるのかもしれません。


人生は「いまこの瞬間」という現在の積み重ねです。今この瞬間に与えられた自分にとってのベストを選択することで、次の瞬間の選択肢を広げていくことができます。遠すぎる未来のことを想像しながら今現在の選択肢を作り出すよりも、今この瞬間の自分にフォーカスしてベストな選択肢を作り出すことに意識を集中して考えていきます。あくまで、今ある選択肢はとりあえずこの状態を次に進めるためのソリューションである、ということを忘れずに。



3)直感を使って選ぶ


選択肢をいくつか用意したら、ここで直感を使います。直感はとても個人的な感覚ですので、これが直感ですよと定義するのは難しいのですが、唯一誰にとっても共通しているのは、直感は恐怖や不安に基づいていなくて、もっとふわりとした軽やかで拡がりを感じさせる感覚であるということです。それを覚えておいた上で、選択肢を一つづつ見ていきます。


まず、それぞれの選択肢をひとつづつ順番にイメージして、どれが最も軽やかで拡がりのあるビジョンを自分に与えてくれるか、というのを探っていきます。人によっては身体で軽やかさや拡がりを感じるかもしれませんし、または実際のイメージとして受け取る人もいるかもしれません。とにかく、拡がりのある感覚を感じる選択肢が、今現在の自分にとってのベストな選択肢です。


ちなみに軽やかさや拡がりは、決断後の行動手順の軽やかさとは関係ありませんので、最も軽やかさや拡がりを感じた選択肢が、他の選択肢よりも勇気を要するものである場合もあるかと思います。


逆に、ベストではない選択肢のサインは、自分のビジョンを閉塞的にするものです。感覚として、ビジョンが狭くなったり息詰まりを感じるような選択肢は、たとえ一見理にかなっているように見えても、現在の自分にとってベストなものではありません。将来のその選択肢がベストになる日がやってくるかもしれませんが、とりあえず今現在の自分にとっては違うのです。


そんな風にして、ひとつづつの選択肢を見ていき、感覚で感じたことを言葉にしたりノートに記していきましょう。



4)人生は選択の連続であるということ


たとえば将棋のように20手、30手先まで読んで今の一歩を決めるというのは、人の人生にはなかなか難しいことです。人の人生は将棋盤に与えらえた駒だけでなく、途中で予想外の駒が入ってきたりするものですから、今の持ち駒だけで未来のことを心配して考えすぎてしまうと、人生の体験を狭めてしまうことになりかねません。そういった意味で、直感は「今この瞬間の自分にとって何がベストか」を感覚を通して教えてくれる便利な方法です。決断の先にはさらに次の決断があり、私たちは生きている限り選択と決断を続けていきます。なので、できるだけ「今の自分自身に正直な気持ち」で選んでいくことが大事かなと思います。



悩んでいる方や選択を迫られている方に、何かのご参考になれば幸いです。






Comments


bottom of page