「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る」とはよく言ったもので、この時期は普段以上に日々がどんどん過ぎていくように感じます。
心がイライラ・モヤモヤするときには、静かな場所でひとりになり、いまの自分が歩いている道を、「この行き方(生き方)で大丈夫かな?」と、改めて確認したくなるときがあります。今日は、そんなきっかけになるような言葉を集めてみました。
「あなたはあなたの食べたものでできている」
よく耳にするこの言葉は、食べたものが自分の身体を造ってゆくように、自分の摂取したものが、自分自身を作っていくのだということを思い出させてくれます。私たちの意識は、見るもの、聞くものからは特に影響を受けやすい傾向がありますので、自分がどんな本や記事を読んで、どんな番組や映像を見て、どんな話を聞いて、音・音楽を耳にするのかは、選択できる範囲内では気をつけたいものです。
自分にとって良い影響があるものではないと分かりつつも、ついつい見続けてたり聞き続けたりしてしまうようなものがあれば、それは暴飲暴食しているような行為なので、自分にどんな栄養を摂取させたいのかをもっと慎重に考えて選択してゆくと、次第に心が整ってくるのかもしれません。
「家は暮らしの宝石箱でなければならない」
人生とは、自分の職業でもなければ達成してきたことでもなく、所有物でもなければ周りが自分をどう見ているかでもなく、全てのベースにあるのは時間の使い方であり、そして時間とは「生活」なのだから、生活を大切にすると人生がもっと向上するのではと、よく考えます。
以前見た「人生フルーツ」というドキュメンタリーで言われていた「家は暮らしの宝石箱でなければならない」というこの言葉は、自分の生活のベースとなる家について、改めて見直して、どんな風に人生を作っていきたいのかをもっと真剣に考えるきっかけになりました。他の誰でもない、自分にとっての豊かな生活・暮らし方ってなんだろうと、人生に迷走したら思いを巡らせてみます。
「生活はアート」
これは、イギリスの女優さん(ヘレナ・ボナム・カーター)の言葉なのですが、生活とは自分の日々の選択によってできているアートなのだということを気づかせてくれる言葉です。自分はこれからどんなアートを作っていきたいのだろうと考えると、ワクワクしてきませんか。
人生の全てがアートだと思う。あなたがすること。どんな服を着るか。どんな風に人を愛するか、そして話し方も。あなたの笑顔と性格。何を信じているか、どんな夢を持っているか。お茶の飲み方。家をどんな風に飾るか。パーティーの仕方も。あなたのお買い物リスト。料理するもの。どんな風に書くのか。あなたのものの感じ方も。人生はアート。
「お金は水のようなもの」
お金はもともと人間が作り出した、物々&サービス交換を便利にするためのシステムだったわけですが、いつの間にか私たちを悩ませ、ときにはそれによって自分の価値を測る材料へと変わってしまいました。なんとなくお金を使っている人、ものすごく意識してお金を使っている人、ネガティブな感情を持ちながらお金と付き合っている人、お金が大好きな人など、皆それぞれに「お金と自分の関係」があるわけですが、今も昔も変わらないのは、お金は「水のように循環させていくこと」がその本来の目的と役割であると言われています。
たとえば、貯金とはダムのようにいずれは流していくために一時的に貯めている行為なのであり、ダムでない貯め方でいると、次第に沼の水のように濁り、所有者の心や意識を曇らせてゆきます。入ってきたものを気持ちよく循環させる人ほど、お金との関係がヘルシーであると言われていますが、循環させる方法は、「自分の魂の表現方法として使う」という考え方を基にしてみると、迷ったときに答えが見つかりやすいようです。出費も投資も、巡り巡って自分のところへなんらかの豊かさとして、戻ってくるように使ってゆくのが理想なのだろうなと、思いを巡らせています。
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