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心を整えて1日をスタート



なんでもない1日をいつもより少しだけ丁寧に過ごすことができたら、気持ちが整ってやる気が湧いてきます。とくに朝は、その日の全体的なトーンを決める特別な時間です。今日をどんな日にしたいのかを考えて気持ちを整えて、インテンショナルな1日を過ごしてみませんか?


まず朝の、4つのポイントチェック


まずは、今朝の自分の状態をチェックします。「思考」「身体」「心」「直感」の4点をチェックして、それぞれがどんな状態であるかを観察します。


4つのポイントチェックができる、簡単なメディテーションを添付します。10分弱のシンプルなオーディオです。よかったらお聞きください。






4つのポイントについて。


思考

スピードが速いときは、考え事で頭がいっぱいの時、またはアイディアがどんどん湧き上がってくる時期です。頭の中が忙しく回転し、目まぐるしい時期かもしれません。そしてそれは同時に、「今ここ」に意識が向きにくい時期だと言えます。


そのままの調子で進んでいくと、やがてはぐったりと疲れてバーンアウトする可能性があります。疲れきってしまう前に、思考がスピードを緩めて落ち着くことができるように適度な休憩を取り入れましょう。ゴールは「今ここ」を感じること。今ここを感じると、思考のスピードが穏やかになり、もっと地に足のついた形で物事を整理して考えることができます。


たとえば、野外でのウォーキングなどをして、自然のエネルギーを感じてみましょう。または少し長めのバスタイムをとったり、ゆっくりと調理する時間など、意識が「五感」を通して感じるられる体験を取り入れてください。


身体

なんとなく重たさを感じる時には、疲れが溜まってきているサインです。ここできちんとケアを施すと、やがては心の状態へも影響を与えるこの重たさを、早期段階でストップすることができます。


身体のケアには大きく分けで二種類があります。一つ目は、動かしていたわること。疲れてこわばってきている体を運動して元気にします。その日の自分に合った運動をして、筋肉を活性化させて血流を促しましょう。激しい運動でなくても、マッサージを受けに行ったり、ストレッチをして呼吸を整えるだけでも十分な場合もあります。身体に溜まっているさまざまな老廃物を外へと吐き出して整えてあげます。


二つ目は、休んでいたわることです。忙しすぎて疲れている身体をひたすら休めてあげます。いつもより多く眠ることに罪悪感を感じないで、ゆっくりペースで1日を過ごすことを自分に許してあげましょう。ベッドやソファーでダラダラしたりぼんやりして、重たくなっている身体を回復させます。


水分をたくさん摂って、食事も身体にいいものを取り入れて、「いつもありがとう。お疲れさまです。」とねぎらいの気持ちを向けましょう。身体は100兆個もの細胞・細菌が集まってできた素晴らしい機能を持つ超有機体。感謝の気持ちを注ぎます。


心に重たさを感じる場合には、まずはそれがどこからやってきているのかをノートに書き出す作業をします。書くことは、考えや思い、感情を「視覚化すること」です。小さなことから大きなことまで、自分を悩ませたり心を重たくしていることを全部書き出し見ると、全てが吐き出されて頭がスッキリします。


慢性化している心の重たさは、プロの力を借りることがおすすめです。心理カウンセラーや心療内科などのサービスを受けて話を聞いてもらったり、自分の状態を客観的に説明してもらいます。不調には必ず理由があります。何となくすぎていく心も重たさもありますが、そうでない場合は早めにプロのサービスを利用してみましょう。



直感

いまいち直感の感度が良くないと感じたら、最近の自分は「自分軸」が少しずれていたのかもと考えてみてください。直感は自分の状態に意識が向けられている時、自分のことを大切にできている時にはとくに絶好調になる機能です。逆に感度が下がる時は、たとえば自分の気持ちや言いたいことを我慢しすぎていたり、やりたいことを我慢していたり、他の人の意向を優先しすぎていたりなどして、無理が続いている時です。自分軸に状態を戻すために、今日は「好きなこと・したいこと・心地よいと感じること」をして、自分を大切にする時間を作ってみましょう。



みなさんの1日が、豊かになりますように。

ご参考いただけると幸いです。




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