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枝豆日記 *里山の暮らし*

静岡県で「里山の暮らし」を営む庄子妙絵さん。ご主人「たっちゃん」やご近所さんたちとの日々の出来事をときどきコラムに綴ってくれています。今回は、美味しそうな枝豆のエピソードです。種から育てて食卓で美味しいメニューになるまでのダイアリーです。


「この夏は絶対に、枝豆を育てたい!」と、去年から決めていた。このスペースは豆たちのスペース!と、土の準備もしていた。


4月の終わり、いよいよ種まきの時期。一つ一つ種を土に植え、「頑張って芽を出すのだよ〜!」と心の中でつぶやく。


5月4日


枝豆くん第一号が芽を出す!

ムックリと重そうな土を力強く押しのけて、可愛い頭をニョキッと出す^^。 野菜の芽が出る瞬間は、私にとってたまらなくうれしい瞬間の一つ^^。



5月10日

順調なり😍



6月13日

夜、誰もいない畑で、土の中からひょっこり現れ、枝豆の若い柔らかい葉や茎をムシャムシャと食べてしまう。その名も「夜盗虫・ヨトウムシ」😬!今シーズンも、何本かの若芽を食べられてしまった。これも、夏野菜を育てる上で注意をしているが、10本植えたら最低3本はやられてしまう。


早朝、土をほじくり夜盗虫を探しては出て行っていただいたり、たまにたっちゃんに夜9時頃懐中電灯片手に夜盗虫退治へ出陣もしてもらう。 


ふさふさの葉をしげらせた枝豆が2列並んでいる。右側の列の真ん中にぽっかりと空いた場所、ここだけ枝豆が小さい時にチョッキンと夜盗虫に切られた。😢しょうがないと、諦めていたが、しばらくしてチョキンと切られた茎から若芽が数枚出ていた^^!! 


夜盗虫との戦いから見事に復活した枝豆くん。頑張って、育ってほしい。



6月24日

順調⭐️

あとは、それぞれのサヤに実がしっかり入るのをひたすら待つ。。。。




7月7日

枝豆のマメの入り具合をチェックする。いい感じにプックリしてきてる一本抜いて試しに食べてみよう!



抜いた枝豆の泥を水で洗い落とす。何年か前に、ご近所さんから収穫したての枝豆をもらった時、枝豆を取るには、ハサミで一つ一つ切った方が、茹でた時に塩が入りやすくておいしいと教わった。少し手間でも、一つずつチョキン!と切り落とす。ウブ毛のようなフワフワな毛で包まれていて可愛いな^^。



では枝豆を丁寧に茹でていきます!普段は塩の分量は適当だが、この時は珍しく塩加減は水に対して4%と几帳面に計る。丁寧に調理したくなるのも、枝豆の成長を数ヶ月間見守ってきたからこそである。半分の塩をあらかじめ枝豆に優しく揉み込み、もう半分の塩は水に入れ沸騰させ、枝豆を入れる。5分間、たまに箸で混ぜながら茹でる。


出来上がり。「いざ、実食!」


パソコン作業中のたっちゃんを呼び一緒にお味見!


たっちゃん:「うん、美味しい!甘い!そして、濃厚」


私:「食感もいいね!塩加減も良い感じ😋」


その日から、連日食卓には枝豆レシピが並ぶようになりました。


『エダマメの焦がしバター醤油焼き』



『濃厚えだ豆スープ』



『えだ豆の天ぷら』



『枝豆と干し海老しんじょ』


初めて挑戦した枝豆、長雨が続いたのにもかかわらず、大きな病気もなくよく育ってくれた。枝豆の成長を見守りサポートし、迎えたうれしい収穫。よく育ってくれた枝豆を丁寧に調理し、おおいに堪能した。おいしさを噛み締めるとともに「エダマメ」という新しい引き出しが増えた充実感に浸る。同時に頭の片隅では、来年はもっとこうしようあ〜しようとも思っているのでした。



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